お風呂上り、私はよく子供と散歩をします。
主人が帰る時間を見計らって迎えにいく感覚です。
日中する散歩とは一味もふた味も違って夕暮れ時の散歩は
会話が弾みます。
山際を飛ぶカラスの親子の話や、お山の向こうに沈む太陽の光が
空ににじむ様子は息子も好きなようで、夕焼けきれい〜と叫ぶほど。
小川の流れも一日の疲れをいやすメロディのようだし
小鳥のさえずりは早朝に聞くそれとは違い、切なさを感じます。
山も空も小さな虫たちもその日の活動を終え、お母さんの待つ
寝床へ急ぎ足のようですね。
今、山はアジサイが満開をむかえています。
青や赤、ピンクに薄い紫…。
私が結婚を機に仕事を辞めた日、主人が美しいピンクのアジサイを
プレゼントしてくれました。
今年で6年目となるそのアジサイは、庭や山のいたるところで
咲き乱れています。
山の木々を抜ける道。
2歳の足の速さに追いつかない40歳の私は、
この一瞬のためにカメラ片手に走ります。
九州は明日から激しい雨との予報。
熟し梅の注文をいただいていますが
梅がこの梅でダメにならないか心配でオチオチ眠れません。
人様に何かを提供する、売るという事の重大さを見に染みて
感じてます。
どうにか無事であってほしいものです。